東野圭吾好きなんで見てきた。因みに原作未読。映画終わりに原作の文庫買ったけどまだ読んでない。ある程度内容忘れたころに読む予定(笑)。
映画の感想は、こんなもんか。って感じ。特に見終わった時に満足感があったとか、興奮があったとかはない。(だから、記事も当日直ぐではなく、書いてなかったと思いだして5日後に書いてる(笑)
まだ原作読んでないから判らない部分はあるけど、なんか余計な演出が多かった気がする。
最初のベガスでのショーのシーンは原作にもあるけど、そこから物語へのつながりが映画では感じられなかったなぁ。導入にもなってない。あんなに時間と金かけたシーンはいらんのじゃね?ってのが正直なところ。福山の見せ場作りたかったのかな?という感じ。
あと、最後の犯人追い詰めシーン。真犯人解ってるなら、木村昴はじめ他の同級生追い込みはいらんやろ。無駄な理詰め説教?と映像公開とか、少なくとも映画ではそこの必要性を感じなかった。
キャスト的にも犯人は成田だなーって思ってたし。見るまでは成田か伊藤淳史半々予想だったけど、伊藤が同級生じゃなかった時点で排除ってくらい、キャストで犯人バレバレ。同級生の役者はぶっちゃけ木村昴・森永悠希・岡崎紗枝・犬飼貴丈・ハナコの秋山は犯人をやるには役者不足過ぎると思うし。ギリ生田絵梨花が行けるかな程度。福山と有村架純という主役コンビ(探偵コンビ)や仲村トオルという被害者に対して、同級生キャストじゃ釣り合わないというか、バランス悪いというか。あの同級生軍団の中に主役・準主役をやる成田入れた時点でミスキャストだろ。
いっそ沈黙の艦隊のドラマの豪華さ(え、このくらいの役でこの人使う?って感じ)だったら、キャストでの犯人バレはしないんだろうけど。
ああ、原作読んでる人が見る前提なのかな。なら納得だけど。でも観客の全員が原作読んではいないだろうし、東野圭吾ファンでもないだろうし、仮にもミステリーを名乗っての映画なら、やっぱりキャストでの犯人バレは避けてほしいなぁ。キャストで犯人バレしていいのって、最初から犯人が解ってるタイプの作品(古畑任三郎とか)だけだと思う。
死んだ同級生のエピソードが出てきたところで犯行動機もほぼ判明してたし。グダグダと引っ張ったなぁって感じだった。
ガリレオの映画は3作とも映画化前に原作読んでて、凄く読み応えあって、流石は東野圭吾って溜息ついたような作品で。容疑者Xの献身なんて、まさに献身だって深く頷くような作品だったし。
それに比べるとどうしても映画は不満があって。いや、容疑者Xはそうでもなかったかな。でもちょっと陳腐になったなとは感じたか。
映画会社には東野作品はドル箱なんだと思うけど、なんだかなー……。
決して映画が面白くなかったわけじゃない。あっという間に終わったし、金返せとも思わなかったし、時間の無駄とも思わなかった。
だけど、人にお勧めするかと言われたら、「映画館で何か見たい、洋画やアニメはNO、MERは上映してない」って条件だったら、見てもいいんじゃない?程度かなぁ。東京MERをまだ上映してる映画館が候補だったら、MER勧めるwww

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