断罪茶番で命拾いした王子(王子いい子かなパターン)

エルネスタ・アルファーロ

アルファーロ公爵家の一人娘にして嫡女、そして次期公爵。
18歳。
幼い頃から公爵令嬢として高度な教育を受けており、知性と判断力、そして高い政治的感覚を備えている。
13歳のとき、相思相愛だった婚約者エフラインを事故で亡くした直後、王家の都合によって第三王子パスクワルとの婚約を押し付けられた。
婚約後もパスクワルの人柄を知るにつれ、彼個人には親愛と友情を抱くようになる。
しかし、自身と結婚すれば彼が数年以内に命を落とすという父の決断を知り、彼の命を救うため婚約解消を模索する。
冷静沈着に見えて、実際には情の深い女性であり、パスクワルとスサニタの恋を自ら応援するほどの慈愛を持つ。
一方、公爵令嬢として譲れない矜持と責任感も強く、必要とあれば周囲を巻き込みながら慎重に策を進める。
卒業後は父のもとで次期公爵として政務を学び、新たな人生へ歩み始める。


パスクワル

国王ブラウリオと平民出身の愛妾マノラとの間に生まれた第三王子。
18歳。
王位継承権を持たず、成人後は臣籍降下することが決められており、母方にも爵位がないため、本来なら平民として生きる運命にあった。
両親から十分な愛情を与えられているとは言い難い一方、王妃アルセリアや異母兄弟たちからは秘かに気にかけられて育った。
そのため、王族としての立場とは裏腹に、温厚で誠実な性格をしている。
エルネスタとの婚約後、彼女が婚約者を亡くした悲しみを抱えていることを理解し、真摯に寄り添った。
学園入学後、平民の商家令嬢スサニタと恋に落ち、婚約者であるエルネスタに隠れて関係を持つのではなく、まず彼女に相談するという誠実さを見せる。
決断力に欠ける面はあるものの、両親の性格や王家の事情を冷静に把握する聡明さも持つ。
最終的には王子の身分を失い、愛するスサニタとともに遠い異国で平民として生きる道を選ぶ。


スサニタ

裕福な商家の末娘で、エルネスタやパスクワルと同年代の平民少女。
18歳。
実家の商会の販路を広げるため、将来の取引相手となる貴族との縁を求めて学園へ入学した。
特別に目を引く美貌ではないものの、愛嬌のある可愛らしさと庇護欲をそそる雰囲気を持ち、高位貴族の令息たちから興味を持たれていた。
そのため女子生徒から嫉妬を向けられ、奔放な少女という噂も流されていたが、実際には身分差を理解した現実的な女性である。
パスクワルと恋に落ちた後も、彼が王子の身分を失い平民となることを承知したうえで、彼とともに生きることを選んだ。
可愛らしい外見とは裏腹に芯は強く、商家の娘らしい強かさと行動力を備える。
特に、パスクワルの母マノラにエフライン殺害の疑惑があると知った際には、愛する人の母親の犯罪を隠すのではなく、自ら情報を集めて真相究明に協力した。
最終的にはパスクワルとともに国外へ渡り、平民として穏やかな人生を歩む。